SF ‼︎
そんなんでありながら、ちゃんさかです。
「SF超人ヘラクレス」と云う1970年のアメリカ映画をご存知でしょうか。
ゼウスと揉めて地上に降りたったヘラクレスが周囲を巻き込んで引き起こすドタバタコメディー。
恐ろしくベタベタなスーパーBムービーなんですが、主役があの大スター・アーノルド・シュワルツェネッガーさんで、彼のデビュー作であります。
神界オリンポスが、何処にでもありそうな大きめの普通の公園だったり、ゼウスの雷を落とす杖が、銀のスプレーを吹きかけた建築用鉄筋材をそれっぽく曲げたやつだったりと、チープ具合極まりないだらけ。
人間界で驚愕の超人的ジャンプ能力を見せつけるはずの走り幅跳びシーンでは、助走→ジャンプの瞬間から、肝心のジャンプシーンをすっ飛ばして着地という、初期仮面ライダーのジャンプ移動手法が使われています。
見始めから前編に渡って低予算丸出しなんですが、これが何故か「だめだこりゃ。」とストップするには至らず、一気に見きってしまう不思議な面白さがあるのです。
異常なほどの能天気さ加減が苦笑を誘いますが、苦笑している自分に更に笑ってしまうみたいな感覚でしょうか。
そして、全体を包むほのぼの感。今時はこういうレトリーな感じに無意識のうちに癒しを感じてしまっているのかもしれません。
また、シュワさんの相棒役の虚弱体質風のアーノルド・スタングさんが素晴らしくいい味を出しとります。というか重要人物です。
見た感じ矢作兼さん風で、ピュアなハートを持つ憎めない人です。桜中学の教頭先生役の早崎文司さんにも似てて気になりますね。更に言えば、オロナミンCの大村崑さんにも。
もしかしたら本当の主役はスタングさんなのかも知れません…。
余談ですが、シュワさんの経歴からはこの映画出演の事実がカットされているようですね。
寂しいのお〜!
それにしても「SF 超人ヘラクレス」、
久しぶりにいい映画を観た!の一本でした。
☆ ☆ ☆
結構前に保存していた画像でいいのがあったのでのっけます。
西川口の楽園ビル。なかなか衝撃的だったなぁ。
実際はもっとピンク色で雰囲気がいい。
中国なんかでは立ち退き拒否で物凄い状態で残ってるのがたまにあるが、このくらいだと普通で微笑ましいような。
まるで難破船!暫くこのまんまだったな。サンプラザ前の広場。
「大」: もやしって意外と食えますな。
千 : スープ甘めで何となく和風。肉がいい。
さぶ郎 : あっさり目。
【 Chan-Saka 】