鉄骨組立て
前回の続きですが、鉄骨の組立てで柱を立て終わったら今度は梁を入れます。
柱には梁を受けて接合する為の出っ張りが各フロアー毎にあって、その短く狭い出っ張りの上で梁が上がって来るのを待ちます。
無線で良いところまで誘導して、梁の端っこにぶら下がっている介錯ロープを引っ張って、梁の向きを調整します。大体決まったらゆっくり下ろして、無線を付けてない方が先にボルト穴にしの(先が尖った鳶道具)を入れて接合部まで下ろして微調整し、仮ボルトを入れてナットを軽く閉めます。
その後、無線を付けた方がボルトを入れる。といった感じでやっておりました。
ボルトが入れづらいと、ボルシンという2つの穴を合わせる鉄のトンガったやつをズレの大きい穴に当て、小ハンマーでひっぱたきます。ボルシンが全部入ると、プレートと梁の穴がだいぶ合っているので、行けそうな所から迅速に何本かを入れます。生ボルトなので何本かで大丈夫です。
高さ幅が120cm、長さが8mの梁を入れた時があったが、入れづらい所&物凄い強風の為に危うくなんて瞬間もありました。
常に危険と隣り合わせですが、今ではそれに対応した安全対策も万全の筈なので、あんまりビビらず作業に集中出来るのではないでしょうか。
組立て後の鉄骨現場で諸々の仕事中、梁を渡っていた同僚が、ふっと消えたことがあり思わず息が止まりましたが、サササッと戻り苦笑いの姿を見せました。先行安全ロープと安全ベルトのおかげで落下事故にはならずで良かった!
でも梁の下に安全ベルトのロープ一本だけでぶら下がった時は生きた気がしなかっただろーなぁと思いますよ。
あん時は何てったって地上11階で35mはあったもんなぁ (º﹃º):..
「いやぁ、焦りました。」なーんつってたけど、凄い人だったな。
自分の働いた現場の画像が無いのが残念で御座います。。
こちらも確か鉄だったな…(˚ଳ˚)
宮崎神宮、一の鳥居です〜。
《Chan-Saka 51》