Sky Diving 『パラシュートが開いてから編』
空気の塊を突き抜ける、凄まじい轟音と摩擦、高速の世界から、一瞬にして静寂の世界へ。
空気の摩擦音は止まないが、それでも静かである。
インストラクターの落下コースの調整により、左右への旋回を楽しむ。
グググワァ〜ッと来る空気抵抗が、これまたなかなかのものである。
下方に、先にダイブした人達の旋回を楽しむ姿も視界に入る。
地表の人、車、建物、木や草、池がハッキリと見えてくる。
無事着地に至れそうで、安心感も増していく。
いよいよ態勢を整えてもらい、ズザザ〜ッと着地に至った。
速度にかなりの勢いがあったが、無事に地表に立つことが出来た。
気をつけないと足を怪我するかもしれない。
それにしても流石にホッとしたな、あの時は!
直ぐにパートナーにパラシュートを外してもらい、そのまま走って向こうにセッティングされたドラムセットに走る!
ハァハァ言いながらスローンに座り、スティックを持って演奏。
スカイダイビングをしてからの、着地後直ぐにドラムを演奏できるか!のテーマをやり遂げた瞬間だった。
演奏したのは、「 I Need You / Alicia Keys 」の偉大なグルーヴだ。
身体がフワフワしていたが、何とも心地良い感覚を味わう事が出来た。
Ludwig(アクリル・キット、スネアドラム), Paiste(シンバル), Yamaha(キック・ペダル), Regal Tip(スティック)の融合による一体感も得ていた。
そんなワケで、リアルに貴重な体験をさせて貰った。
ほんの5分くらいの時間であったが、密度の濃さはパなかったな。
機会があれば、再びチャレンジしたいと思えた。
次はダイブしながらのドラム演奏かもしれない。