坂詰克彦のブログ

怒髪天のドラムス、坂詰克彦のブログです。ご当地パンリサーチ、ビジネスホテルの朝食探訪、各地スーパーのレジ袋収集、オカルト、デカ盛り鑑賞、二郎系ラーメン探訪、鉄塔撮影等、マニアックな趣味を綴るブログ

朦朧書簡 1 - 2 / 鯛頭へ、眞野瓦より

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朦朧書簡 1 - 2 / 鯛頭へ、 眞野瓦より


鯛頭よ、いつも通りの元気具合だな。

ドアのガラスを割ったって、まだ俺が居た時のいつかの慰安旅行を思い出すな。

宴会後にみんなでカラオケルームで騒いだあと、おやびんと縄乃町が揉めただろ。

二人が部屋から出て行くのが見えたんだけど、歌の途中だったし面倒くさいからほっといたんだけどさ。

妙な雰囲気もなかったしなぁ。

 

まあ、揉めたって言うか、おやびんにシメられたんだよな、あいつが。

首を掴まれて振り回されたって言ってたね。

旅館の向かいの土産屋のすぐ前だったから、その店のガラス戸が一枚粉々になってたもんな。

 

カラオケも終わって部屋でテレビを見てたら、縄乃町が血だらけで戻って来たんだよ。

それだけでも「うわぁ」と思ったけど、ヒクヒクなんちゅーて泣いてて、

ずっと「すいません…」て言い続けてたな。

 

おやびんも相当熱くなってておさまってなかったから、俺が一人で店に謝りに行ったんだよな。

まぁでも、その土産屋が旅館の社長の従兄弟の店だったらしくて、警察もすぐ帰って大騒ぎにはならなかったけど、なんてったって俺一人が店主にめちゃくちゃ怒られたんだよ。

 

「申し訳ありません!すみませんでした!」

なーんて全然思ってはないけど平謝りだった。

 

お前は、駅前のラーメン屋の紹介に乗ってから夜中にニヤニヤしながら帰って来て、すぐに布団に入ってたよな。

 

んで次の日、縄乃町のやつはずっと一点ばかり見つめて深刻な顔しててよ。

それを見て俺とお前で爆笑してたもんな。

 

にしても、おやびんの身長が160ちょいくらいで、振り回された縄乃町が180くらいだろ。

すげえよな、おやびん…。

 

そん時もやっぱし仕事の話から発展した訳なんだよ、これが。

思い出したら笑えるけど、気をつけなきゃだな、ほんと。

 

お前も上手く受け流してはいるんだろうけど、より上手くやってくれよ〜。 ってことで〜。

 

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