朦朧書簡 3 - 2 / 鯛頭へ、眞野瓦より
朦朧書簡 3 - 2 / 鯛頭へ、眞野瓦より
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元気か、眞野瓦です。
懐かしいね、夜々原。。よく行ってたよなぁ。
ホントにいい店だったな、あそこは。
今でも鮮明に覚えてる、座布団かってぐらいのデカいヒラメの姿盛りには驚愕だった。
エンガワを喰って即死しそうだったよな、肉厚でも大味じゃなくミッチりな感じで美味くてさ。
鍋なんかもアンコウの肝の多さにビビったもんな。
で、その後は『メキシコ (喫茶店) 』でパフェだよ。
野郎だけだろうが運良く女の子が一緒だろうが、だいたいはメキシコでパフェだ。
こいつは掟とも言えるべきものだったな…。
何軒かまわったあとは、だいたい『ペラデス』のマスターんとこでウィスキーをやってた。
殆どホワイトで、たまに角瓶だったか。
お前はマイヤーズだったな。
飲み過ぎると異臭がしてくるんだよ、あれ。
そいで調子の良い時は、店を閉めた後にマスターも一緒に『タンキ』(焼肉) だよ。
5、6品注文したったて、全部一個のボールにぶち込まれてくっからな。笑えるよ。
何がどれだかわからなくて、多分あれだろなんて言って焼いてたけど、味は馬鹿みたいに美味かったよね。
あと店内は煙で視界ゼロだからよ、危険だったよなハッキリ言ってさ。
涙目になりながら噎せてたね。
肺によくねかったな、あれは。
そういえば、残ったタレにお湯を入れて飲むやつ、この前テレビでやってたぞ。
いろいろ思い出したな …。
て、ことで。